ショートステイは、日常的に在宅で高齢の家族を介護する家族にとって、急な用事やリフレッシュなど様々な場面で利用価値のあるサービスの一つとしても位置づけられています。初めてショートステイの利用を検討するにあたっては、宿泊をする日数に応じて発生する費用について確認することが大切であり、まずは近隣の施設の生活相談員などに問い合わせしておきましょう。また、利用可能な介護サービスの内容は、それぞれの施設の設備や他の利用者の状況などに大きく左右されるため、時間があれば複数の施設に問い合わせて事情を把握しておくことをおすすめします。施設によっては、ショートステイの利用希望者を対象に施設内の見学を受け付けたり、24時間電話対応をしたりしているところもあるため、ためらわずに問い合わせをすることが大事です。
ショートステイのサービスの質の良し悪しについては、在籍するスタッフの人数も関係してきます。そのため、数ある施設の中でも人員配置が適正なところを見つけることがポイントです。たとえば、大手の株式会社や社会福祉法人においては、ショートステイの利用者を対象とした介護スタッフの人員不足をカバーするため、フルタイムだけでなくパートや派遣のスタッフの採用を積極的に行っているところが多く存在します。なお、ショートステイの利用希望者の数が多いエリアにおいては、施設が決まるまでに長い時間を要することがあるため、なるべく余裕を持って興味がある施設の空き状況を調べることが肝心です。